今回の「ちょっとは役に立つかも。」はこちらです。
- まねて書いてみる
- 文章にすると経験の説明になる
- 求人が定まらなくても書類作成できる
今回は職務経歴書の作成に関しての内容です。
職務経歴書の作成ポイント
経験を振り返る
最初、とりあえずできることからと思いあまり細かいことは気にせずパソコンで作成し始めました。ですが、何を伝えたいのか自分でもわからなくなり悩むようになりました。
そこで、せっかくの機会なので丁寧にやろうと思い、まずは各職場での仕事内容を一つ一つ書き出すことから始めました。
いわゆる「経験の振り返り」です。
まずは「職場ごと」に「やってきたこと」を書き出しました。
とりあえず思い出せることを一つ一つ書き出しました。面倒くさそうな感じもするとは思いますが、結構楽しかったりします。思い出す中で「こんなことやってきたんだなぁ」と自信にもつながりました。
まねて書いてみる
一つ一つ書き出した後ですが、このままでは単なる経験の羅列なのでそれをもとにしてよく求人サイトや求人誌に書いてあるようにまねてそれっぽく書いてみました。
実際の内容を少し変更していますが、私の経験で例えを出すと、
○○歳
○○社○○店 アルバイト
○○年〇月~××年△月
業務内容:レジ、品出し、接客、発注、売り場作り、アルバイト指導
実際に書いてみて思ったことは、経験した仕事内容はこれで端的に伝えることができるなということでした。変に変える必要もないと思ったので職務経歴書で仕事内容を書く際はほぼこの形で書くようにしました。
文章にする
次はこれをわかりやすく説明する形にしたいと思いました。これを使って短い文章を作り、その後つなげたりさらに意訳したりして文章をきれいに整えていきました。
上記で書いたものを文章にすると、
〇〇歳の時ある店舗でアルバイトをした。最初はレジと品出しだった。その後発注、売り場作りへと段階を経て行うようになった。新人が入ってきて教えることになった。その新人は大学生だった。自分はある程度仕事ができるようになっていたので自分の作業をしつつ二週間ぐらい教えた。
といった簡単な文を作り、それを整えて、
〇〇歳時ある店舗にアルバイト入社。レジ業務から始まり次第に品出しや発注、売り場作りへとステップアップ。アルバイト入社した学生にOJTで自分の仕事と並行しながら二週間程度指導した経験あり。
といった感じに仕上げました。
ある程度の文章にすると経験した仕事内容の説明という印象が出ると思います。職務経歴書の自己PRなどより説明が必要な場面ではこうして作成した文章を使いました。
各職場の事に関してこのような文章を作り、共通するところや特徴的な個所を抜き出し、さらに時系列で書くことによって経歴の概要を作りました。
経歴を説明するうえで大事なのは大きな成果や成績だけではなくて、
「自分のしてきたことをどう表現するか」
ではないかと思っています。上記の中には「売り上げが上がった」や「客数が増えた」といった大きな成果はありません。むしろ誰にでもあてはまるような内容だと思います。
内容そのものよりも、思っていることややってきたことを相手に認識できるよう自分の言葉で表現する、というのが仕事探しでは大事なのではないかと思っています。
書いたものを職務経歴書に反映
応募する段階で志望動機は応募先ごとに変わりますし、職務経歴書も若干の修正は必要になります。
ですが、それ以外は基本的に変わらないので求人が見つかっていなくても、上記のものを反映させながら職務経歴書を作成しました。
よく関連本で書かれていることですが、職務経歴書の書き方は大きく分けて時系列で書くか内容で分けて書くかの二つあります。
私の場合は転職回数が多くなってからは時系列で順に並べ簡単に仕事内容を書き、応募先に応じてアピールしたいことを2・3ピックアップして目立たせて書きました。
最後に
思ったことを単に話すのは、言い出しや文末などあまり深く考えなくてもできるので、比較的簡単だと思います。ですが、書くとなるとその辺りをきちんとしないと成立しなくなります。
今までの仕事や無職期間に自分のしてきたことを実際に書き始めて思ったのは、書くって意外と難しいということでした。さらに文章にするのはもっと難しかったです。
例えば、少し国語のような話になりますが、文章にすると単語を文末に置いたり文頭に置いたりで印象が変わります。良くも悪くも変えることができます。そのため考えながら文章にしてくことになるのでこの点は時間もかかり難しいと思う箇所でした。
ただ、文章化は経験の要約にもつながるので、時間をかけてやっておいて損はありませんでした。
職務経歴書は単なる書類ではなく経験の集大成なので作成に時間はかかりますが、自分で自分を知るいい機会でもあるのでじっくり行うことをお勧めします。
- まねて書いてみる
- 文章にすると経験の説明になる
- 求人が定まらなくても書類作成できる