令和7年3月24日に第37回介護福祉士試験の合格発表がありました。今回の試験の合格点は70点でした。去年よりは上ですが、例年よりは低めなので、少し難しかったようです。
私の結果ですが、点数は98点で合格してました。現在は登録の申請もし、登録証待ちの状態です。
試験に向けて試験対策は自分なりにしてきたので、今回はそれを紹介したいと思います。今後はパート合格制の導入があったりするので、今後もそのまま役立つかはわかりませんが、参考にはなると思うので良ければ読んでみてください。
試験対策
私がとった試験対策は以下の3つです。
・目標の点数を設定
・目標に向けてやることを設定
・試験当日の心構え
目標の点数を設定
まず一番初めに考えたのは、「満点は目指さない」でした。
難しい問題は必ずあるというのは想像がついたので、そういった問題は最初から捨てるつもりでいました。ただ、捨てるといっても何も考えないのではなく、もし試験でそういった問題がでたら一応考えて答えは出しますが、間違えてもいいという認識です。
具体的な目標点数ですが、合格の基準とされるのは125点満点の60%、点数にすると75点ですが、ぎりぎりを狙うのはさすがに危険なので、だいたい85点くらいを目安にしていました。完ぺきを目指そうとすると焦りますが、125点中40点は間違えても大丈夫・40問は捨てられると考えました。このくらいであれば何とかとれるかもと前向きになれたので、勉強もできることからコツコツと取り組むことができました。
ただ、気を付けなければいけないのは、この試験は分野がいくつもあり、どこかの分野で0点だと不合格になってしまうので、各分野での得点も逃さないということも意識しました。
やることの設定
国家試験なので難しい問題はでるとは思います。ただ、問題は125問と多く、また各分野での得点も必要な試験なので、どの分野も基本的な内容は必ず問われると予想を立てました。そうなると、まずやるべきことは基礎の徹底ということになります。一つの分野を深く理解するというよりは、各分野でしっかりと得点することを意識し、まずは各分野の基礎を押さえることを最優先しました。これをするために使用したのは一問一答の問題集です。
また、試験が実際にどんなものなのかも知り、慣れておいた方が、本試験で試験に取り組みやすくなると思ったので、過去問も数回やることもやることリストに入れました。
一問一答
一問一答は書籍だったのですが、中古で購入しました。あまりお金をかけたくなかったので今年度向けではなかったのですが、基本的な部分はおそらくあまり変わらないだろうと判断し購入しました。ただ、安全を考えるなら受験年度に合わせたものを使用するのがベストだと思います。
使用したのは1冊で、各分野、解説もテキスト程でないにしろ載ってはいるので繰り返し使用していました。受験当日にも持参して午前の試験前や昼食時にもサラッと読み返していました。書籍は比較的薄目で繰り返すのには最適だったと思います。
過去問
こういう感じで問題が出るのかとか、実際に通しで解くとこれくらいの時間がかかるのかという、実際の問題の型式を実感するためというのが主な理由でした。過去問は以前、中古で書籍を買いました。公式ホームページにも3年分はありましたが、それ以前のはなかったので、たまたま見つけた時に購入し、ホームページに載っていた分と合わせて解きました。
ちなみに受験対策講座は受けませんでした。費用がかかるし、手元には過去問と一問一答があったので、それだけに集中しました。ただ、試験対策講座を開講している予備校というんでしょうか、そこが試験前にyoutubeで質疑応答のようなことをやっていたので、それは見て参考にしました。試験情報が多少なりとも手に入れることができたので良かったと思います。
当日の心構え
当日はもちろん多少の緊張はありましたが、何より印象的だったのは、午前の問題を解いているときでした。見たことがない問題が結構あり難しい印象を受けました。そのため午前の試験終わりに、少しへこみました。こんなことなら対策講座とか受けておけばよかったのかなと少し後悔もしましたが、周りの雑談の声で難しかったという声も聞こえたので、他の人も同じかと少し安心しました。
ただ、試験だから受験生が難しいと感じたり動揺するような問題も出ててくるだろうと、覚悟はしていたので、昼食時に気持ちを切り替え、午後の試験に臨みました。午後の問題は比較的解き易く、問題を一通り解き、時間にも余裕があったので見直しも二回くらいできました。午前の状態を引きずっていたら解ける問題も焦って解けなかったかもしれません。試験は落ち着いて臨むというのはやはり大事だと実感しました。
まとめ
試験対策はもちろん大事ですが、あまりに時間をかけすぎたり、範囲を広げすぎると追いつかないので、まずは基本的なことを繰り返し行い、基本を身に付けるというのが大事だということは言えると思います。今後受験する方は今からでも勉強はできるので、とりあえずは過去問からやってみて、試験がどんなものかを実感してみるといいと思います。

- 完璧は目指さない
- 基礎はしっかり
- 試験は落ち着いて臨む