昨年、スキルアップのため、そして介護福祉士の受験資格取得のため実務者研修を受けてきました。今回は実務者研修を受けた感想を書こうと思います。
実務者研修とは
国家資格である介護福祉士の試験に実務経験ルートで受験する場合に必須の研修です。これだけで受験資格がえられるわけではないのですが、必須の研修になります。
また、これを受講すると訪問介護事業所のサービス提供責任者になることができます。
その内容は
私が受講したのは自宅で受講できる「eラーニング講義」+実際に教室で行う「スクーリング」でした。
e-ラーニング
eラーニングは自宅で受講できました。科目は複数あり、ある程度自由な順序で受講できたのですが、ある段階までに受講しておかないといけない科目がありました。ただ、オンラインのため自宅で空いた時間を利用して受講を進めることができたので、そこまで大変ではありませんでした。
また、eラーニングはすでに取得している資格によって免除できる科目がありました。私の場合、初任者研修を受講済みで免除科目があったので、この点でも無資格で受講した人よりは大変さは少なかったと思います。
スクーリング
スクーリングは7日間ありました。1日のスケジュールは午前から夕方まででした。スクーリング時にも講義もありますが、実技時間が多くありました。やることも多く時間があっという間でした。さらに私が受講したスクールでは時間を測りながら行う実技の修了試験もありました。
スクーリング日数は初任者研修と比べると少なめです。 自宅学習とスクーリングのトータルの受講期間ですが、これも持っている資格によって期間が異なります。私の場合、初任者研修をすでに取得済みだったので、実務者研修は受講開始から2か月程度で修了できました。
いきなり実務者研修だと大変か
初任者研修と実務者研修、両方受けてみて思うことは、全くの介護未経験でどちらを受講しようか迷っているなら、先に初任者研修を受けた方が取り組みやすいと思います。
私は重度訪問も受け、初任者研修も受け、実際に現場に身を置いていますが、それでも難しく感じた場面がありました。介護・介助現場ならではの細かい注意事項なども意識する場面が多くあったので、いきなりだとそれなりの難しさを感じるかもしれません。同じクラスにいた初任者研修未受講・介護未経験の人は、なんとか頑張って修了はしていましたが大変そうではありました。
両方受けるとなると時間も費用も掛かるのでそれなりに大変ですが、ゆっくりでいいので基礎からしっかり学びたいというのであれば、まずは初任者研修から受けた方が理解しやすいのではないかと思います。
私のようにすでに初任者研修を受講済みの方はぜひステップアップのためにも、また、サ責にもなれるので受講をおすすめします。
働きながらの受講
私はアルバイト勤務で比較的時間に融通が利きましたし、初任者研修も受講済みで、しかもある程度経験があったので、内容的にも体力的にもすごい大変というわけではありませんでした。私と似たような状況であれば働きながらの受講に関して過度に恐れる必要はないとは思います。
まとめ
実務者研修の内容と受講してみての感想を書いてみました。これを受講することでサービス提供責任者になれますし、介護福祉士の受験資格にもなるので、スキルアップのためにも受講しておいて損はないと思います。
- 取得資格によって免除科目がある
- 働きながらでも受講可能