昨年、スキルアップのため、そして介護福祉士の受験資格取得のため実務者研修を受けてきました。今回は実務者研修を受けた感想を書こうと思います。
実務者研修とは
国家資格である介護福祉士の試験に実務経験ルートで受験する場合に必須の研修です。これだけで受験資格がえられるわけではないのですが、必須の研修になります。
また、これを受講すると訪問介護事業所のサービス提供責任者になることができます。
その内容は
私が受講したのは自宅で受講できる「eラーニング講義」+実際に教室で行う「スクーリング」でした。
自宅学習
eラーニングは自宅で受講できました。科目がたくさんあり、ある程度自由な順で受講できますが、ある段階までに受講しておかないといけない科目などがありました。ただ、オンラインでできるので空いた時間を利用して進めることができたので、そこまで大変ではありませんでした。
また、eラーニングはすでに取得している資格によって免除できる科目があります。私の場合、初任者研修を受講済みで免除科目があったので、この点でも無資格で受講の人よりは大変さは少なかったと思います。
スクーリング
実際に教室で行うスクーリングがあります。スクーリング時にも講義もありますが、実技が多くありました。やることも多く時間があっという間でした。さらに私が受講したスクールでは実技の修了試験もありました。
スクーリング日数は初任者研修と比べると少なめです。 自宅学習とスクーリングのトータルの受講期間ですが、これも持っている資格によって期間が異なります。私の場合、初任者研修をすでに取得済みだったので、実務者研修は受講開始から2か月程度で修了できました。
初任者研修と実務者研修を両方受けてみて
両方受けてみて思うことは、全くの介護未経験でどちらを受講しようか迷っているなら、先に初任者研修を受けた方が取り組みやすいのではと思います。
私は重度訪問も受け、初任者研修も受け、実際に現場に身を置いていますが、それでも難しく感じた場面がありました。介護・介助現場ならではの細かい注意事項なども意識する場面が多くあったので、いきなりだと難しく感じるかもしれません。同じクラスにいた初任者研修未受講・介護未経験の人は、なんとか頑張って修了はしていましたが大変そうではありました。おそらく難しいというのを最初から理解していて受講に臨んだのだと思います。
両方受けるとなると時間も費用も掛かるのでそれなりに大変ですが、知識と技術の定着を考えると初任者研修から受けた方がスムーズではないかと思います。
私のようにすでに初任者研修を受講済みの方はぜひステップアップのためにも、また、サ責にもなれるので受講をおすすめします。
働きながらの受講
私はアルバイトで勤務日数が少なめの状態で受講しました。私の場合は比較的時間に融通が利きましたし、ある程度経験があり、初任者研修も受講済みだったのでそこまで大変ではありませんでした。私のように経験者や初任者研修受講済みであれば過度に恐れる必要はないとは思いますが、未経験・無資格の方はついていくだけでも必死だと思うので、働きながらだとなおさら大変かもしれません。
また、受講料に関してですが、職場によっては補助がある場合もあるようなので、すでに働いている方は職場に問い合わせてみるといいと思います。
まとめ
実務者研修の内容と受講してみての感想を書いてみました。これを受講することでサービス提供責任者になれますし、介護福祉士の受験資格にもなるので、スキルアップのためにも受講しておいて損はないと思います。
- 取得資格によって免除科目がある
- 働きながらでも受講可能