ライティング

ライティング

ライティングのサイトとは簡単に言うと、記事を書いてその記事に対して報酬をもらうことができるサイトです。

始めたきっかけ

私の場合、今の勤め先にいるときにライティングのサイトを見つけました。
福祉関係の仕事はヘルパーで体力を使うため、このアルバイトを続けながらも、体力を使わずに気の向いたときに家に居ながらできることはないかと検索していたところ、お小遣いを稼ぐというライティングのサイトをいくつか見つけました。

検索するとすぐに出てきますが、当初はいくつかに登録しましたが、結局はその中で自分にもできそうなもの一つに絞りました。

私が登録したサイトでは案件は様々で説明文から体験談のようなものまであったと思います。

流れはとしては、まず、そのサイトに登録するとその時に扱っている案件を見ることができるようになります。そしてその中で自分のできそうなものを選んで記事を作成し提出、後日その記事の可否の判断がされ、承認されると報酬がもらえるという流れでした。

記事を書くにあたり、文字数の制限や必須単語などの条件があり、その条件に沿うように文章を書くというのがライティングの基本になります。

考えてみれば、仕事の資料作成や職務経歴書なども明示された条件はないにしても、スペースや内容のことを考えるとそれ相応の条件があります。それと同じ事なのですが、より細かな指示や条件があるので慣れるまでは大変かもしれません。

収入はというと始めてから3年程度経っていると思いますが、トータルで五千円弱ぐらいだと思います。

サイト利用と記事作成に関して難しかった点と良い点があったので、ライティングサイトも含めこれからブログやホームページなど何かしらの媒体で文章を書いてみようと思っている人向けに、難しかった点と良かった点をそれぞれ挙げていきたいと思います。

ライティングをやってみて難しかった点

全体の構成が必要

ライティングの記事作成に限らずですが、文章を書く際は、思ったことを思った順で書いていても言いたいことが書けるわけでもなければ読みやすい文章になるわけではないので、全体の構成を考え例えば起承転結などを意識して書く必要があります。

私の場合は、このブログもそうですが、最初に「導入部」と「言いたい事や結論」を書き、その後の段落でそれらについて書いていくというパターンが一番書きやすかったように思います。いろいろな構成があると思いますが、私の場合、迷ったらこのパターンに戻ってくるという感じで書くようにしています。

伝えたいことは何かと考える

何を伝えたいのか個々の文章も工夫しました。

文章は単語そのものを使い分けたり、単語や語句の順序を入れ替えたりして意味やニュアンスを変えることができます。英語の強調構文という文法がわかりやすい例だと思います。
強調構文とは強調したい語句をIt is とthatで挟むというものです。以下に例を挙げます。

Tom met my brother at the library last week.
トムは先週その図書館で私の弟と会った。

met:meetの過去形 会った

という文章があるとします。この中で強調したい語句をit isと thatで挟みます。
なお、もとの文章が過去形なのでisも過去形にします。以下のように強調したい語句を変えてみます。


It was Tom that met my brother at the library last week.
it was my brother that Tom met at the library last week.
It was at the library that Tom met my brother last week.
It was last week that Tom met my brother at the library.

これらを訳すと、

①先週その図書館で私の弟と会ったのはトムでした。
②トムが先週その図書館で会ったのは私の弟でした。
③先週トムが私の弟と会ったのはその図書館でした。
④トムがその図書館で私の弟と会ったのは先週でした。

もともとは一つの文ですが強調したい語句を、英語だとit is とthatで挟み、それを日本語で訳すとその語句が文の最後にくる形になり、以上のように意味に違いが出てきます。

このように一つの何気ない文章でも位置を変えるだけで変化を付けることができます。

工夫一つで伝え方に幅を持たせることができるということを、記事を作成していく中で改めて実感しました。

文章を書くには全体の構成や伝えたい事は何かを考えながら工夫していくとういうのは難しい点でした。

ライティングをやってみて良かった点

知らない分野に新しく足を踏み入れるきっかけになる

案件は様々ということは、私のように得意分野が少ない人にとっては記事を作成する機会は多くはないと言えるかもしれません。ですが他分野にもどんどん挑戦したいという心構えの人にとっては宝庫かもしれません。実際私も他分野にも興味があったのでできそうな分野の記事を作成し報酬を得ることができました。これがなければ知ることがなかった・触れることはなかったので良いきっかけになりました。

記事としての可否

提出後はその記事の承認・否認があり、承認されると報酬をもらえますが、否認されるとそれまでというものでした。実はこの点が私にとって一番のメリットでした。

なぜなら、自分の文章が相手の要望に沿う形になっているかどうかの確認になるからです。

自分で書いているだけだと文法的に間違っていたり意味が通じなくても誰もそれを指摘してくれる人がいません。慣れてくれば自分で気付けますが初めのうちはこの点は難しかったので、本当に助かりました。否認されると残念ですが、そこは改善すべき点として次に生かすという心構えができました。報酬を得るのが本来の目的なので承認は嬉しいですが、それ以上に承認否認の判断をしてもらえたというのが自信にもつながり有難かったです。

私にとってライティングでのお小遣い稼ぎは金額を稼ぎながら、記事作成の経験を積み自信をつけ次につなげるための第一となりました。

ちょっとは役に立つかも。
  • 家に居ながら作業できる
  • 文章を書くには構成や工夫が必要で、伝えたいことを意識する必要がある
  • 承認判断をしてもらえたというのが自信にもつながった